特典付きで起業する方法

起業するにしても、お得にできるのであれば、そうしたいと思う人いますか?

実は、自治体がやっている制度によって、各種特典付きで創業出来たりするんです。

どんな「お得」があるか?

まず、どんな「お得」があるかリストアップしてみましょう。
以下は、千葉で創業する場合の例です。

  • 登録免許税が軽減されます
  • 創業関連保証の特例を受けられます
  • 日本政策金融公庫の「新規開業資金」の貸付利率の引き下げられます
  • 「千葉市創業支援補助金」の対象者となることができます

などなど。

では、もう少し内容を見てみましょう。

登録免許税の軽減

株式会社又は合同会社を設立する際、登記にかかる登録免許税が軽減されます。

資本金の0.7%→0.35%
株式会社の最低税額15万円のところ7.5万円に減額
合同会社の最低税額6万円のところ3万円に減額

結構いいですよね。
ただ、この登録免許税軽減の優遇を受けられる方は、令和6年3月31日までに法務局に登記申請書を提出する方になります。
それ以外にも条件がありますので、注意してください。

創業関連保証の特例

創業2か月前から対象となる創業関連保証の特例について、事業開始6か月前から利用の対象になります。

創業関連保証を受けないのであれば、あまり気にならないかもしれませんが、創業前から信用保証を受けて融資の申し込みをしたい場合には役に立ちます。

貸付利率の引き下げ

日本政策金融公庫の「新規開業資金」において、貸付利率の引き下げの適用を受け、融資を利用することができます。
大体、0.4%くらい利率が下がります。

「千葉市創業支援補助金」対象

これは、千葉市での創業を推進するため、創業に必要な経費を補助します。
この補助金を受ける要件を得ることができます。

どうしたら、この「お得」を得られるか

上記は、千葉の場合の特典ですが、この特典を受けるには特定創業支援事業に参加することが条件です。

「特定創業支援事業って何?」ってところですが、まぁ、いわゆる「創業塾」です。

千葉市や千葉商工会議所などが実施する創業スクールに参加して、ちゃんと勉強したよって証明を受けると、これらの特典が貰えます。

当然、他の自治体でも同様の制度がありますので、もし、創業・起業を考えている方は、一度自治体の制度を調べてみるといいでしょう。
ただ、自宅が千葉市で起業するのが東京とかいうと、受けられない特典もありますから、その辺は注意していただいて、できれば起業する・会社を設立する地域の創業スクールに参加したほうがいいかと思います。

まとめ

創業スクールなんて...って思うかもしれませんが、参加することで、体系的に創業の事を学べて、会社を設立する際の費用も抑えられるのであれば、参加を検討してみるのもいいかと思います。

ちょっと、気になった人は、起業しようとしている自治体のホームページをチェックしてみてください。

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