48時間で会社定款を作成・認証する方法

日本公証人連合会が、定款作成のためのツールを公開しています。

このツールを使うと、現時点では東京と福岡だけですが、48時間で定款作成から認証まで済ますことができます。

これって、とても便利ですよね。
東京・福岡以外の地域でも、48時間での認証はできませんが、簡単な操作で定款を作成することができます。

1.日本公証人連合会が公開した定款作成支援ツールとは

会社を設立する際、まず最初に必要となるのが会社の定款です。しかし、定款の作成は多くの方にとって悩みの種となることも事実です。そこで、日本公証人連合会が提供する定款作成支援ツールが注目されています。

このツールは、無料で利用でき、インターネットを通じて簡単にアクセスできます。会社の基本情報を入力するだけで、自動的に定款の文章が生成されるので、手間や時間を大幅に削減できます。

2.定款作成の悩み

起業を考えている方々が直面する定款作成の悩みとは何でしょうか?

定款に何を記載すればいいか分からない

定款には会社の事業目的や役員の権限、株式の譲渡条件など、様々な重要事項が含まれます。
しかし、初めての方にとってはどう書けば良いのか分からないこともありますね。

専門家に依頼するとお金がかかる

行政書士や司法書士、税理士などに依頼すると、それなりの費用がかかることも現実です。
特に予算が限られている起業家にとっては、初期費用を抑えたいという思いも強いでしょう。

定款を作成して認証するまで時間と手間がかかる

会社設立のプロセスは時間と手間がかかるものです。
特に定款の作成から認証までの期間が長く、起業家のスピーディーなスタートを妨げることもあります。

3.日本公証人連合会の定款作成ツールの使い方

では、実際に日本公証人連合会の定款作成ツールを使ってみましょう。

  1. ツールにアクセスします。ツールはEXCELで出来ていて、一人設立用と3人以上で設立する場合で分かれていますので、該当する方のツールを使用します。
  2. 必要な会社情報を入力します。例えば、会社名や事業目的などです。一部についてはプルダウンでの選択式になっています。
  3. 内容に問題が無ければ、ツールが自動的に定款を生成します。定款だけではなく「実質的支配者となるべき者の申告書」や「委任状」も生成されます。
  4. 生成された定款を確認します。特に「目的」については、許認可が関係する事業の場合には注意が必要です。
  5. 最終的な定款を保存し、印刷して認証を受けましょう。

実際に使ってみれば分かりますが、手順はとてもシンプルでわかりやすく、初心者でも簡単に使うことができますね。

4.日本公証人連合会の定款作成ツールのデメリット

しかし、全てのツールにはメリットとデメリットがあります。日本公証人連合会の定款作成ツールも例外ではありません。

デメリット

  • 個別のニーズに対応しづらい場合がある
    ツールは汎用的な定款を生成するため、特定の要件やニーズに合わせたカスタマイズが難しいことがあります。
  • 法的専門知識の不足
    ツールは自動生成された文章を提供しますが、法的な専門知識が必要な場合には限界があります。

5.まとめ(行政書士に依頼するメリット)

以上のように、日本公証人連合会の定款作成ツールは手軽で便利な反面、個別のニーズに対応しづらい面もあります。

そこで、行政書士に依頼するメリットも考えてみましょう。

行政書士に依頼するメリット

  • 専門家のアドバイスが受けられる
    行政書士は会社設立の専門家です。適切なアドバイスを受けながら、最適な定款を作成することができます。
  • 法的なリスクを回避できる
    行政書士による定款作成は、法的な観点からもしっかりとした内容となります。法的リスクを最小限に抑えることができます。
  • 時間と手間を節約できる
    自分で定款を作成するよりも、行政書士に依頼する方が時間と手間を節約できます。スムーズに会社設立の手続きを進めることができますね。

今回紹介した日本公証人連合会の定款作成ツールと行政書士に依頼するメリット・デメリットを考えると、自分の状況やニーズに合わせて適切な選択ができるでしょう。

会社設立に関するお悩みがある方は、ぜひ行政書士に相談してみてください。あなたのビジネスをサポートいたします。


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