定款の「目的」とは

「目的」って、定款は何のためにあるかってことでは無くて

第2条 目的
当会社は、次の事業を営むことを目的とする。
1.なんとかかんとか

・・・

ってヤツの話です。

何を記載するのか

「目的」の条文は、その会社の事業目的を記載します。
つまり、その会社が何をする会社なのかってことですね。

ですが、何でもかんでも書いておけばいいってわけでは無くて、抑えておかなければならないポイントがあります。

違法性

当然のことながら、違法なことを目的として記載することはできません。
例えば、「覚せい剤・麻薬の輸入、販売」とか。

営利性

会社はお金を儲けて、利益を株主などに分配しなければなりません。
そのためには、営利を目的としたものでなければならないので、お金にならないような事業を目的にすることはできません。
例えば、「ボランティア活動」とか。

明確性

誰が見ても内容が分かるような書き方でないとダメです。
よく分からない専門用語を使っていたり、外国語を使っていたりすると、一般の人が見て分からないから引っかかるかもしれません。

目的は具体的に

以上の3つの点に注意すれば、どんな書き方でもいいのですが、可能であれば、具体的に書いたほうがいいです。

この具体性というのは、昔は求められていたのですが、今ではそれほど厳しくはありません。
多少、曖昧ない記述でも定款として認められます。

とは言っても、曖昧な事業目的だと、「怪しい会社」と思われてしまうので、しっかりと記載したほうがいいです。

以前では、会社の目的の書き方がOKかを示した書籍があったのですけどね。

会社目的事例集

例えば、この本の内容を見ると、こんな感じです。

会社目的事例

「インテリア用品の販売」はOKだけど、「インテリア雑貨の販売」はNGとか。
見ていくと、同じじゃん!と思うようなものもありますが、結構厳しかったみたいです。

ただ、支障が無ければ、具体的に書いたほうがいいと思います。

「目的」を誰が見るのか

上記のようなことに気を付けて、定款を作成するわけですが、じゃあ、そんなに気を使って作ったとして、誰がそれを見るのかというと。

一般の人、というよりも取引先や銀行です。

銀行口座を開くときや融資を受けるときには、定款をチェックされますし、目的があやふやだと何をしている会社か分からないということで、取引を断られたり、口座開設を断られることがあります。

まぁ、何をしているのか分からないところと取引するのは、誰でも避けますよね。

ですから、会社をスムーズに運営していきたいと思うのであれあ、事業目的は誰でもイメージできるように書いておいた方が安心ということです。

単に、会社がすることを記載するのではなく、誰が見るのかを意識して記載すると、銀行との付き合いだけではなく、新規の取引先を得る場合にもスムーズに行くことでしょう。


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